S1100の長尺読み取りをすることで、ブックカバーを丸ごとスキャンできます。

ScanSnap S1100は大量の原稿をスキャンする必要がある自炊には向きませんが、マンガ本等のブックカバーを丸ごとスキャンすることができます。

著作権がありますので、画像のほとんど隠していますが、参考にしていただければと思います。


1)ブックカバーをScanSnap S1100にセットします。

2)ScanSnap S1100の[Scanボタン]を3秒以上長押しし、点滅後、離すと読み取りが始まります。

3)スキャン後に作成された画像ファイルをScanSnap Organizer等を使用し、結合していただければと思います。

ScanSnap S1100をアンドロイドタブレットで使用できるか試しました。

Google Playに「ScanSnap Manager for ARROWS」がありましたので、試しにダウンロードしてみました。
ちなみに私の端末はAndroidのAcerのA500になります。
ARROWSと言えば、富士通のアンドロイドタブレットになりますので、使用できるかわかりませんが、試してみました。

A500に「ScanSnap Manager for ARROWS」をインストールし、S1100を接続したところ、正常に使用できました。
※メーカーの動作保証外と思われる。

A500で「ScanSnap Manager for ARROWS」を起動し、S1100のトレーを開いたところ、S1100の動作音が起動し、S1100のScan/Stopボタンが青色に点灯しました。

原稿をセットし、正常にスキャンできました。

パソコンで使用するときと比べ、以下の点で異なっていました。

・JPEGのみになる。
・カラーモードを選択できない(カラーのみ)。
・長尺読み取りに対応していない。
・画質を選択できない。
・イメージの保存先は変更できるがデフォルトではSDカード内のPicturesフォルダ。
・ファイル名は変更できる。

スキャンした画像を指定されたフォルダにJPEG形式で保存するだけのようだ。

ちなみにA500にはパソコンについているようなUSBポートがありましたので、そのまま接続し、使用できました。

ScanSnapをネットワーク(LAN)で共有できるか試しました。

最近の無線ルータには、USB接続のプリンターを共有できる機能が付属しているものがあります。
そこで、バッファローの「WZR-HP-G302H」にScanSnapを接続し、使用できるか確認しました。

※個人で確認したことになります。
あくまでも自己責任でお願いします。
メーカーの動作保証外になります。



★確認環境

WZR-HP-G302H」(無線ルータ)

パソコン(Windows 7)(有線でルータに接続)
ScanSnap S1500 (無線ルータのUSBポートに接続)

★実験手順

1)
WZR-HP-G302H」に付属のセットアップディスクを使用し、デバイスサーバー設定ツールをインストールします。

2)
WZR-HP-G302H」にScanSnap S1500をUSB接続し、蓋を開けます

3)
1)でインストールした「デバイスサーバー設定ツール」を起動します。
※デバイスサーバー設定ツールはタスクトレイにあります。

4)デバイスサーバー設定ツールに「Fujitsu ScanSnap S1500」が表示されますので、これを実行します。


5)タスクトレイのSアイコンの赤い禁止マークが外れることを確認し、スキャンをお試しください。 
※USBで直接パソコンに接続した時の同じ接続画面が表示されることから、おそらく仮想でUSB接続しているような動作をしているものと思います。

有線接続ではなく、無線接続でも試しましたが、正常に使用できました。
マンガ本を一冊試しました。

それに、共有ではなく、それぞれのパソコンで接続を切り替える必要がありますので、同時に複数のパソコンで使用できませんでした。

デメリットとしては、常にScanSnapの蓋を開けておく必要があることでした。

ScanSnap Organizerを使用しPDFの特定のページを抽出する方法について

ScanSnap Organizerを使用することで、簡単に特定のページを抽出することができます。

1)
ScanSnap Organizer上でPDFファイルを右クリックし、ScanSnap Organizerビューアを選択します。

2)
画面左のページ一覧から抜き出したいページを選択し、フォルダやデスクトップ上にドラッグアンドドロップします。
※ページの一覧が表示されていない場合は、画面モード切り替えをクリックし、表示させます。

3)
抜き出して作成されたPDFファイルを確認します。

PDFファイルにパスワードを付属する方法について

ScanSnap S1500に付属のAdobe Acrobat 9 Standardを使用することで、PDFファイルにパスワードを付けることができます。

1)
Adobe Acrobat 9 Standardでパスワードを付けたいPDFファイルを開きます。

2)
[ファイル]から[プロパティ]を選択します。

3)
文書のプロパティが開きましたら、[セキュリティ]タブを選択し、セキュリティ方法を「パスワードによるセキュリティ」を選択します。

4)
「文書を開くときにパスワードが必要」にチェックを入れ、パスワードを入力します。

5)
[OK]をクリックすると、「文書を開くパスワードの確認」画面のダイアログを表示されますので、4)で入力したパスワードを入力し、[OK]をクリックします。

6)
[ファイル]から[上書き保存]をクリックし、保存します。

ScanSnapで作成されたPDFの情報を残したまま編集できるソフトについて

ScanSnap Organizerを使用することで、PDFファイルの編集や検索可能なPDFへの変換を行えますが、残念ながら、他のソフトで編集し、上書き保存してしまったPDFファイルの場合は、「ScanSnap以外で作成されたPDF」になってしまうことがあり、その場合、それ以降、ScanSnap Organizerで編集できなくなってしまいます。

そこで、ScanSnap Organizer以外のソフトウェアで編集しても「ScanSnapで作成されたPDF」の属性を残したまま編集できるソフトウェアがないかと探しました。
また、ScanSnap以外で作成されたPDFファイルも編集したかったので・・・

S1500に付属の「Adobe Acrobat 9 Standard」を持っていますが、このソフトウェアをインストールしていないパソコンでも編集したいという思いもありました。

いろいろ探してみると、「PDForsell(フォルセル)」というソフトウェアを見つけました。

このソフトウェアを使用することで、PDFファイルの結合、分割、回転やページの順序の変更、パスワードの追加を行えます。
とても重宝しています。本当に良いソフトウェアです。

しかも、PDFファイルの文書プロパティの編集もできますので、保存する際に、アプリケーションを「PFU ScanSnap」と入力することで、属性を変更することなく保存できます。
とても良いソフトウェアです。


この方法で、ScanSnap Organizerがインストールされているパソコンで「検索可能なPDF」にできますので、とても助かっています。

しかし・・・このソフトウェアを使用することでScanSnap以外で作成されたPDFもScanSnap Organizerで検索可能なPDFに変換できてしまいます。
まあ、私はAdobe Acrobat 9 Standardを持っていますので問題ありませんが・・・

名刺ファイリングOCRの名刺データベースのバックアップ方法について

ScanSnapには名刺ファイリングOCRが付属しています。
名刺ファイリングOCRの名刺データベースは
以下のファイルとフォルダの1組になります。
例えば名刺データベースの名前が「test」の場合は以下になります。

・test.crd(ファイル)
・test~F.crd(フォルダ)

上記の1組を保存しておくことでバックアップできます。

または、以下の方法もあります。

1)
名刺ファイリングOCRを起動し、バックアップしたい名刺データベースを開きます。

2)
[アプリケーションボタン]から[保存]‐[データベースのバックアップ]をクリックします。

3)
ファイル名と保存先を決め、[保存]をクリックします。

例えばファイル名を「sample」とした場合、以下の1組が作成されます。
・sample.crd(ファイル)
・sample~F.crd(フォルダ)

この1組のデータを別のパソコンに持っていくことで、データベースを移行することも可能です。